自衛隊の無人偵察機とオスプレイ導入計画 [軍事]
何やら日本の政治家はオスプレイ導入により支那への抑止力になると考えているみたいなニュースがありました。
オスプレイ、自衛隊導入に向け検討へ
米海兵隊が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備した新型輸送機MV22オスプレイを巡り、防衛省は2013年度、自衛隊への導入を検討する方針を固めた。
南西諸島など離島の防衛強化をにらんだもので、安倍新政権の下で導入に向けた検討が加速する可能性がある。
防衛省はすでに、オスプレイの具体的な活用方法などに関する調査研究費500万円を13年度予算案に計上する方向で調整中だ。
在日米軍のオスプレイは普天間飛行場に12機が配備されている。今月13日には支那機が尖閣諸島周辺の日本領空を侵犯し、自民党内からも「対支那の抑止力という観点からも、導入すべきでは」との声が出ている。
はっきり言ってオスプレイは輸送機です。
何がどう抑止力になるのでしょうか?
安全な場所が確保できていてこそ、輸送能力を最大限生かせれるのであって、敵を攻撃する力などありません。
抑止力とは敵を威嚇できてこそであり、いかに日本の政治家やマスコミを中心とするマスメディアが軍事に対して無知を曝け出す記事ではないのでしょうか。
確かに導入することには賛成です。
素早く前線に物資や兵員を輸送できるメリットは大きいです。
しかし敵に対する抑止力にはなりません。
それにオスプレイの数も必要です。数十機近くないと輸送能力もたかが知れているのではないのでしょうか。
日本の国防に対する議論が全然できていない情けなさがこういうところにも表れているような気がします。
しかし輸送能力の向上と言う点では必要な航空機であり早く自衛隊での運用が望まれます。
これとは別に尖閣諸島の監視のためにも無人偵察機の方を早く導入すべきです。
米無人偵察機を自衛隊に導入、尖閣監視強化へ
政府・自民党は、米軍の最新鋭の高高度無人偵察機「グローバルホーク」を、自衛隊に導入する方向で調整に入った。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)を巡り日本への圧力を強める支那や、弾道ミサイルや核開発を進める北朝鮮に対する情報収集能力を高める狙いがある。安倍政権は、2011年度から5年間の防衛力の整備方針を定めた中期防衛力整備計画(中期防)の見直しを決めており、新たな中期防に配備計画を盛り込む方向だ。
民主党政権下で策定された中期防では、無人偵察機の導入は長期的な検討事項との位置づけだった。だが、支那の公船や航空機による尖閣諸島周辺への接近や侵犯が頻発していることで、自民党内に早期導入論が強まっていることを踏まえた。
グローバルホークは高度約1万8000メートルを飛行し、高性能のセンサーやレーダーで不審船などの情報収集・監視活動を広範囲に行うことが可能だ。30時間以上連続で飛行できるため、レーダーや有人機による警戒監視の“穴”を埋める役割を期待できる。
自衛隊によるレーダー網の脆弱性が支那の尖閣沖領空侵犯で明らかになりました。
直接尖閣諸島のどれかの島にレーダー基地でもあればいいのでしょうが、現在は離れた島にしかレーダー基地はありません。
この無人偵察機は高度約1万8000メートルを飛行し、高性能のセンサーやレーダーで不審船などの情報収集・監視活動を広範囲に行うことが可能。30時間以上連続で飛行できるため、レーダーや有人機による警戒監視の“穴”を埋める役割を期待できると書かれている様に、今の日本の国防の点からも必須のアイテムではないのでしょうか。
先に撃てない国家なのに国防は穴だらけと言う、よくも今まで侵略もされずに生きてこれたものだと思います。
最低でも情報は敵より先に入手し、対策を立てねばなりません。
オスプレイはもとより、無人偵察機「グローバルホーク」の自衛隊導入を急ぐべきです。
しかし何より法を改正して自衛隊が敵に対して攻撃できるようにするのが先でしょうね。
でなければどんなに優秀な兵器を持とうが宝の持ち腐れにしかなりません。
新しい偵察機や輸送機を導入するにしても有効活用できるように法を改正しなければなりません。
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